No.012-YIM-202
アラフィフマンションプロジェクト
- プロジェクトネーム
- No.012-YIM-202
昭和47年[1972年]に建築され、まもなく築50年を迎える鉄筋コンクリート造の区分所有物件を自社で購入。
今後増加の一途をたどる老朽化した分譲マンションの改修アイデアを実際に具現化し、以後の改修にフィードバック出来るものを選別していこうという「アラフィフマンションプロジェクト」。
賃貸物件向けに限られた低予算で存在感のあるお部屋に改修することを目的とし、照明やスイッチ関係はRC造にも転用できるモクチンレシピを活用。
設備についてはコストを抑えるため「浴槽」を撤去し、元々2Kだった間取りも「壁」「収納」「間仕切り」「扉」を撤去することで大きな空間を確保。加えて金属のフレームのみで間仕切りを作成し、ファブリック(布)をマグネットで取り付けることで住む方の好みに合わせたイメージで空間を仕切ることが出来るよう提案。収納は「シングルハンガー」「カーテン」「有孔ボード」の組み合わせで、あえて設備の引き算をすることで住む方の自由度の高さと広い空間を確保し。
すべてを新しくする完璧なリノベ-ションとは違い「完成度80%」で使う方に余白を残した改修を行いながら、コストを軽減する手法で低価格で魅力的な空間の演出を行う。
従前は生活保護者向けだった賃料から3割増しでの募集を行い、募集と同時に即お申込みを頂き、入居者の若返りも図られた。