No.013-AYM-203
住まわれる方の使いやすさにウエイトを
- プロジェクトネーム
- No.013-AYM-203
昭和52年[1977年]に完成した軽量鉄骨造のアパート。
当時某ハウスメーカーによって大量に建築され、近年空室が目立ちはじめているプレハブ2DK。築後42年経過した現在でも、100mと離れていない場所で同メーカーのアパートが家賃保証で建築され、1割程度の賃料差で募集が行われている状況の中、「今後増加していくであろう同タイプの部屋を救済するにはどのような改修が必要か?」をテーマに取り組んだ物件。
まずは40年以上利用した水回りをすべて交換、洗濯機置場は室内に移動、独立洗面台も追加、水回りをまとめて一新することでコストダウンを行う。 ただし間取りの変更等は行わず、あえて当時の建具やなつかしい雰囲気を残すことで、新築物件や新築に似せた「テンプレート的リノベーション」との差別化を図る。
また木造以外でも相性の良い「モクチンレシピ」を使い、競合する空き部屋とは異なる個性を演出。
ホームステージングは大きめの家具を持ち込むことで、ご覧頂いたお客様が実際の生活をイメージをしやすいように提案。
全体的なコストを水回りに集中し、モクチンレシピで個性を演出、住まわれる方の使いやすさにウエイトを置いた改修を行った。