ハコ

S1K_000

「単なる古い住宅」から「趣のある一戸建て」へ…

プロジェクトネーム
S1K_000

2015年にモクチン企画とタッグを組んで改修を行った一戸建て。
昭和43年に建築された木造二階建てで、所有者の方が40年以上お住まい頂いていた為「外壁」や「床下」などの手入れは良いものの全体的に内装が古く、内装すべてに手を入れ始めるとキリがないため、改修予算を「賃料の6か月分まで」決めて臨んだ物件。
「雰囲気の良い部分はそのままに。」をコンセプトに、改修予算を1F和室に集中。
2階部分は古く汚れた砂壁はそのまま「畳表替え」+「障子」+「襖」張替えといった現状回復工事のみとした。
逆に今の建物では見ることが少なくなった「庭(縁側)」や「広縁(サンルーム)」を丁寧に改修することで「旅館」のような雰囲気を演出。
各部屋には特徴的な照明器具をプロデュースすることで「単なる古い住宅」から「趣のある一戸建て」に仕立てて大学生の方たちの部室としてご利用頂く。

古い建物が壊され、新しい建物が乱立していく時代の中で、ちいさなまちの不動産屋がちいさな抵抗(レジスタンス)を起こすきっかけになった思い出深い物件。

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